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 レンタルリースされている家具の中で、有名な家具産地の一つのものとして旭川家具を挙げることができます。

 旭川が最初に木と向き合ったのは、今から110年以上前のことです。1890(明治23)年にできた木挽場が、木を暮らしに生かそうとした第一歩でした。旭川で本格的なまちづくりが始まり、それに伴って全国から家具建具職人が移住、旭川で家や生活具をつくるようになっていったのです。
 深く豊かな森林に囲まれ、世界に名を馳せるほどの良質材を資源として持ち合わせていた旭川は、それに加えて存在したもうひとつの財産、つまり夢と志を持った職人によって、家具のまちとして伸びていきます。
 1949(昭和24)年には旭川家具事業協同組合が設立され、以来現在まで50余年のたゆまぬものづくりによって成熟、「旭川家具」は全国そして海外に知られるブランドになりつつあります。

 旭川家具の産地としての一番の特長はデザイン性の追求にあります。良質な素材と高度な技術に、美しいデザインとすぐれた機能が加わってこそ、使う人の役に立ち、長く愛用できる家具になりえると考えるからです。
 1990(平成2)年に始まった家具のトリエンナーレ「国際家具デザインフェア旭川(IFDA)」では、世界レベルのデザインコンペティションを実施。試作や製品化を手掛けることで旭川のメーカーは技術と感覚を磨き、また一方では家具界に若手デザイナーを送り出す一助を担ってきました。2006(平成18)年には世界最大級の国際家具見本市、ドイツ「ケルン・メッセ」に出展。高度な木工技術とデザイン、そして日本独自の精神性で評価を得ています。

 旭川は半世紀に渡って培ってきた木工技術を連綿と受け継ぎ、常により質の高い製品を求めてその技術を磨いてきました。それは、いわゆる手づくり至上主義ではありません。手と同じレベルの仕事をより速く正確に行う機械技術は、むしろ積極的に取り入れています。職人の感性と手技がなければできない工程はそれを生かし、先進機械が得意とする部分は機械にまかせる、そうした人間と機械の協力体制が、高品質な家具を適正な価格で安定的に届けることを可能にしています。

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