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 レンタルリースされている家具の中で、有名な家具産地の一つのものとして府中家具を挙げることができます。

 府中で箪笥家具づくりが始まったのは、今から290年ほど前で、「宝永年間に内山円三が大坂で箪笥家具の製法を習得し、帰郷後製作に着手したのが始まり」 と記されています。大正の頃になると職人の数も増え、現在の鵜飼町辺りには百数十軒もの箪笥家具職人が軒を連ね、朝早くから夜更けまで、ノミやカンナを使う音が絶えなかったと云います。

 戦後、府中は他産地に先駆けて「婚礼家具セット」を開発するとともに、コンクールで連続してトップ賞を獲得するなど常に上位入賞を果たし、高級家具の産地としての名声を得るに至り、現在、ブライダル家具(婚礼家具セット)においては、質・量ともに日本一の生産を誇っています。

 府中家具は全国有数の収納家具の産地です。特に、ブライダル家具セット(婚礼家具)が有名ですが、その他にも書斎用家具、食器棚、リビング家具、座いす、ベッド、システムキッチン、特注家具などを製造しています。各社は総じて中・高級品を手掛け、「素材・技術・仕上げ」 全て満足のいくものです。

 本当に良い家具は良質の銘木から生まれます。府中の家具づくりは材となる原木を厳選することから始まります。素材の持味を最大限に生かし、なお且つ長い歳月をかけて天然乾燥を行うなど反りや狂いがきにくいよう、木材をしっかりと寝かせ、落ち着かせてから加工しています。「良い家具は、良い素材から。」 これは府中家具のポリシーです。

 できることならば家具は、一生使いたいものです。すぐガタがくるような安っぽい家具では困ります。府中の家具には、連綿と受け継がれてきた職人達の技が隅々に生きています。例えば、引出しの接合部には蟻組み(ありぐみ)を用いるなど、随所に伝統的な技巧を取り入れ、長年の使用に耐えられるよう加工しています。「いつまでも使いやすく、愛着をもてる家具であるように。」 これが府中家具の願いです。

 家具の塗装は、木目の風合いや深みをかもしだし、「木味」を引き立たせます。それと同時に、傷や変色などを防ぐ役目もあります。府中の各企業は互いに塗装の腕を競い合い、高い技術レベルが自慢です。また、細部にいたるまで洗練されたデザインも見逃せません。
そこにあるだけで心地よさを感じ、人と長くつきあえる家具づくりを実践しています。

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